Chinaは台湾を占領できるか、、、英文読解・英文法を超久しぶりに ~ ポイントはthat節が補語になるパターンと倒置構文

まずは、以下の英文に目を通していただきましょう。

The reality today is that China is not capable of conquering Taiwan.
Nor is it likely to gain this capability any time soon.

上記の文はアメリカの国家情報長官を務めていたデニス・ブレア氏の最近の発言です。
正確に言うと、ある雑誌の2026年7・8月号に氏が寄せた論文から引用したもの。
この英文を使って、超久しぶりに英文読解・英文法記事を作成してみます。

一文目の文法構造から確認します。
realityが文頭の名詞だから主語で、isはもちろん動詞で、ここまでは一目瞭然。
次に、that以下にも「is」があることから、ここが節(=文中の文)だと気づくはずです。

The reality=S, is =Vとくれば、that China以下は名詞節で補語の働き、つまりthat China is not capable of conquering Taiwan=Cとなります。

SVC(第二文型)ですから、直訳は「SはCだ」というわけ。
あとは、単語・表現レベルで、押さえるべきは「be capable of ~」ですが、「~することが可能である」あたりで直訳するのが受験英語の常識。

that節の中は、China=S, is=Vなのですが、既出の「be capable of ~」は「~することが可能である」の意味だから、ほぼほぼ「can」と同義。
そこで、「China is not capable of conquering Taiwan」を頭の中で「China cannot conquer Taiwan」と書き換えてやれば、China=S, conquer=V, Taiwan=Oとなるので、SVO(第三文型)ですね。

SVOの直訳パターンは、もちろん「SはOをVする」ですから、一文目を直訳すると、、、

⇒今日の現実は、中国が台湾を征服することは可能ではないということだ。

現実問題として中国には台湾全土を占領する能力はない、とブレア氏は言いたいのです。

それでは、二文目を確認していきます。

文頭のNor is itを見ると、「否定語+動詞+主語」の語順。
この並びは、、、、、
そう、倒置構文です。

否定語が文頭に出ると、以下が疑問文の語順となる ~ これが倒置でございます。
もし、倒置を使わなければ
⇒It is not likely to gain this capability any time soon, either となるでしょうか。

ご存じ「nor」は、前文の否定を受けて「また~ない」と否定を続けるときに用いる語です。
では、Nor is it likely to gain this capability any time soonの文構造を把握していきます。

形の上では、isが動詞でitが主語ですが、、、
周知の通り、「be likely to~=~しそうである」という塊があるので、この部分を助動詞のように扱えば
⇒it=S, is likely to=助動詞, gain=V, this capability=Oと捉えて、SVOで処理します。

SVO(第三文型)だから、「SはOをVする」が直訳パターン。
あとは、it=Chinaで、this capabilityは一文目の「capable of conquering Taiwan」を名詞化したものだと気づけばいいだけ。
直訳を以下に、、、

⇒また、中国がその能力を近い将来に獲得することもありそうにはない。

要は、近い将来に中国が台湾全土を軍事制圧する能力を得る見込みも高くない、というのがブレア氏の考え。

とまあ、こんな感じで超久々に英語ネタ記事を書いてみました。
もう少し話を続けると、ブレア氏が中国は台湾を軍事占領できないと主張する根拠として

⇒China’s buildup once threatened to shift the military balance in Beijig’s favor, but trends in military technology now favor Taiwan and the United States, not China.

という分析を挙げております。
ここは、文法・構文解説抜きで、大体の意味を以下に提供すると

⇒以前は中国の軍拡によって、軍事バランスが中国有利に傾く恐れがあったが、軍事技術の進歩により、現状は台湾とアメリカ側に有利に働いている。

上記のような内容がブレア氏の考えです。
ただ、「くれぐれも油断は禁物」とのメッセージをブレア氏は台湾・日本・フィリピンのleadersに向けて発していることも、ここに付け加えておきましょう。

常連の皆様、忘れたころにやってきた久しぶりの英語ネタはいかがでしたか。
本記事も最後まで読んでいただきありがとうございます。