「そっか~、そうきたか?!」と言えるのが戦国モノのいいところだな!

今回も戦国モノについてテキトーなことを書いてみよう。

5月3日放送の『豊臣兄弟』では、あの戦国の梟雄武田信玄が登場。
なんと、将軍義昭自らが信玄のもとに出向き、信長打倒の助勢を打診。
「う~ん、そうきたか、義昭と信玄のサシの交渉を描いたか~」と意外感を覚えつつ、両者の対峙に注目した。

本作の義昭はフットワークが軽い。
そういう演出もありかな、などと受け流すのが戦国モノ視聴時の「あるある」だろう。

しかしね~、、、、
まさか、信玄が餅を喉につまらせて死ぬとはね!
思わず「え~、そうきたの??」と絶句。
これは意外というか、想像の上をいっているな、脚本が。

毒殺、ガン、肺結核などなど、信玄の死因はいろいろと推察されてはいるものの、餅のせいにするとは。
そっか~、冒頭の餅つきシーンで「そう慌てるでない。喉に詰まらせぬように気をつけるのじゃぞ」と子どもたちに注意していたのが伏線だったのか、、、
なかなか斬新でよろしいのでは。
ただ、信玄ファンは不満、いや、怒り心頭かも。

こちらは、信玄押しでも家康ファンでもないから、「三方ヶ原の戦い」が至極あっさりと描かれていても文句はなし。
徳川方の負け戦だから、短時間の合戦映像でも家康好きの視聴者もそれほど気分を害さないかな。
なんせ、本作は『豊臣兄弟』だから。

それよりも、一番「お、そうきたか!」と驚いたのが、浅井長政自害の場面。
なんと、お市の方が介錯するとは!
前代未聞の解釈というか、あまりにも想定外で奇抜な見せ方。
ただ、当ブログはドラマの趣向としてはありかなと思う、一太刀で首を落とすことはお市には至難の業だと百も承知ながら。

お市が介錯人を務めた場面をめぐって、ネット上で賛否両論、大きな話題になっている様子。
そこが、戦国モノのいいところで、各自が好き勝手なことを言えばいいんじゃないの。
お市の「すぐに楽にして差し上げまする」が個人的には刺さったが、感じ方は人それぞれかなと、こちらも好きなようにコメントさせていただく。

いくら「大河」とはいえ、時間枠は限られているので、何をどこまで絵にするのかは監督・演出家の思案と腕次第。

~ 長政の嫡男万福丸の非業の死は描かれるのか
~ 朝倉や浅井の髑髏杯エピソードは登場するのか
~ この先の伊勢長島や越前の一向一揆をどのように映像化するのか

視聴者が各自、あれこれ予想しながら楽しめるのも、戦国モノも魅力のひとつ。
史実では、秀長は伊勢長島で信長馬廻として先陣を務めている。
さて、『豊臣兄弟』がこの点をどう料理するのか、期待しておこう。

本作では、将軍義昭が京を離れる場面を秀吉・秀長が見送るという設定。
これも、個人的には、あのシーンはなかなか味があるなと思っている。
将軍義昭は、結構しぶといし、舞台がまわってくる人物なんだよね、実際のところ。

『豊臣兄弟』が使うかどうかは別として、本能寺の変後、秀吉と争う柴田勝家が義昭に接近する。
秀吉に対抗するために、上杉や毛利と組もうとした勝家が、義昭に毛利らとの仲介を依頼したとされる。
なんだかんだで、「将軍」には利用価値があったようだ、って知らんけど。

実際、義昭は信長や秀長よりも長生きする。
本能寺の変は、1582年で、信長は享年49。
秀長が52歳で死去するのは、1591年。
義昭が61年の生涯を終えたのは、1597年8月のこと。

ん、いつの間にか、義昭が話の中心になってきたな、ハハハ。
とにかく、戦国モノのよさは、「そっか~、そうきたか」とリアクションがとれるところ。
次回は、どんな「そうきたか」で楽しませてくれるかな。
お後がよろしいようで。