狩猟免許の知識試験(=筆記試験)はこんな感じの出題内容です。

9月2日に第一種銃猟免許に合格しまして、現在、ペーパーハンターです。
その気になれば、散弾銃、ライフル、空気銃は撃つことができますよ~。
って、ちょっと軽くないか?!

今回は、狩猟免許の知識試験の出題内容を簡単に紹介します。
では、早速、見ていきましょう。

*例題1 「狩猟免許の受験の禁止」について、次の記述のうち正しいものはどれか。

ア 狩猟免許を取り消された者は、その後3年間はどの都道府県でも狩猟免許を取得する試験を受けることはできない。
イ 何らかの罪で罰金以上の刑に処された者で、その刑の執行が終わって3年を経過していない場合は、狩猟免許試験の受験はできない。
ウ 狩猟免許を取り消された者は、再度狩猟免許試験を受けなおすことができない。

合格前から、再受験禁止の規定の話なんかするなよ~、と言いたくなりますが、、、
正解は、アです。

イに関しては、鳥獣法以外の、例えば道路交通法違反などで罰金刑を受けていても、欠格期間には関係しません。
ウについては、取り消し後、3年経過すれば再受験が可能です。

*例題2 「違法捕獲物の譲渡又は授受」について、次の記述のうち正しいものはどれか。

ア 違法に捕獲した鳥獣であっても、剥製であれば譲渡又は授受を行うことができる。
イ 違法に捕獲した鳥獣であっても、その旨を都道府県知事に申告すれば、取引は可能となる。
ウ 違法に捕獲した鳥獣は、標本や剥製であっても、譲渡又は授受は禁止されている。

この問題は、「違法」というキーワードがありますから、常識で判断すれば簡単ですよね。
ということで、正解はウです。

違法に捕獲した鳥獣の譲渡・授受は例外なく、禁止となっています。
そりゃそうだ~。

*例題3 環境大臣が定めた1日当たりの捕獲数の制限について、次の記述のうち正しいものはどれか。

ア ニホンジカは、3頭までである。
イ ヤマドリおよびキジは、合計して2羽までである。
ウ エゾライチョウは、5羽までである。

この問題は、「暗記もの」ですから、覚えるしかありません。
正解はイです。

アのニホンジカに関しては、頭数制限はありません。
皆さん、ハンターになって、じゃんじゃん鹿を狩ってください。
ウのエゾライチョウは、2羽までですが、北海道にしか生息していませんので、ノーちゃんの出番です。

例題4 「休猟区」について、次の記述のうち正しいものはどれか。

ア 減少している狩猟鳥獣の増加を図るために、環境大臣または都道府県知事により指定される。
イ 狩猟者が集中しやすい地区における危険を未然に防止するために、都道府県知事により指定される。
ウ 減少している狩猟鳥獣の増加を図るために、都道府県知事により指定される。

これも、覚えるしかないタイプです。
正解はウ。

この「休猟区」の指定は都道府県知事のみが行いますので、環境大臣には権限がありません。
イにあるような「集中による危険防止」を目的としたものには、「特定猟具使用禁止区域」や「特定猟具使用制限区域」があります。

また、休猟区とはべつに、「鳥獣保護区」というのもありまして、これに関しては環境大臣の出番もあるんですよ。
なんか、面倒くさいんです、いろいろと。

例題5 「銃猟免許」の種類について、次の記述のうち正しいものはどれか。

ア 第一種銃猟免許を取得している者が使用できる銃器は、猟銃と空気銃である。
イ 第一種銃猟免許を取得している者が使用できる銃器は、猟銃のみである。
ウ 第一種銃猟免許を取得している者が使用できる銃器は、猟銃、空気銃、および空気拳銃である。

当ブログが先日、取得したのが第一種猟銃免許です。
答は、アです。

空気銃のみが許可されるのが、第二種銃猟免許です。
数十年前、うちの祖父や叔父貴連中は、無免許で空気銃を所持してました、ここだけの話ですが(もう、時効)。
ウで言及された「空気拳銃」は使用禁止です。

例題6 「鳥の歩き方」について、次の記述のうち正しいものはどれか。

ア キジは、両足をそろえてピョンピョンと跳ぶように歩く。
イ ハシブトガラスは、交互に足を出して歩く場合と、両足をそろえて跳ぶ場合がある。
ウ スズメは必ず、足を交互に出して一歩ずつ歩く。

いや~、なんとも、まさか「鳥の歩き方」までが出題されるとはね~。
ハハハ。
最初、対策問題集で勉強を始めたとき、思わず笑ってしまいました!
で、正解はイです。

キジは、交互に足を出して一歩ずつ歩きます。
スズメは、両足をそろえてピョンピョンと跳びますよ。
皆さん、しっかり暗記してくださいね~(って、興味ないか?!)。

さて、今回は銃猟免許試験でどのような知識が要求されるのか、少し紹介しました。
常連の皆さん、楽しんでいただけましたか。

え、面白くなかった?
そうですか~。
それでも、めげずに、第二弾も準備しようかな~。