子どもの頃は『スパイ大作戦』を観ても、多分ストーリーを理解していなかったはず、、、

別に回し者ではないが、BOOKOFFはイイ。
先日も、中古の『スパイ大作戦』DVDを安価で購入。
早速、視聴してみると、、、

これ、ガキの頃にはとてもじゃないがプロットを理解できていないな、と感じた次第。
第一シーズンは、米国内では1966年9月から放送を開始。
時代は、東西冷戦の真っ最中だ。

当然(?)、東側陣営との暗闘が描かれたりする。

*東側の某国がアメリカ市民を装うためのスパイを養成する施設に、IMFチームが潜入して、、、
*優秀な頭脳を持つ女性科学者が鉄のカーテンの向こう側で働くのを阻止するためにIMFが作戦を立て、、、
*共産圏通商使節団のメンバーがアメリカ上院議員暗殺の容疑で逮捕され、、、
*東側のロケット工学の権威、ヘルムット・チェロトフ博士をアメリカに亡命させるために、、、

とまあ、こんな感じで話が流れていくわけで、どう考えても大人向けのストーリー。
日本のガキにはちょっとばかし敷居が高い。
あ、「IMF」というのは、「Impossible Mission Force」のことでございます。
ちなみに、『スパイ大作戦』の原題が『Mission Impossible』だと記すのは蛇足?

日本でのシーズン1の放映開始が、1967年の4月。
最終シリーズが放送されたのが、1972年10月から73年9月までのようだ。
自分が本放送を観ていたのか、それとも再放送だったのかも記憶にない。

完全に覚えているのは、スパイチームのリーダーの名前が「フェルプス」だったこと。
ドラマ冒頭はフェルプスへの指令の場面。
毎回、オープンリールテープから「おはよう、フェルプス君。この写真の人物は、、、、」のような指示が流れてくる。

ちなみに、シーズン1のリーダーはブリックスだったので、今回視聴して「あれ、フェルプス君じゃなかったんだ、最初期は」とちょっとした発見でもした気分。
調べてみたら、ブリックス君は第1シーズンだけの出演で、シーズン2から最終シリーズまではフェルプス君がチームリーダーを務めている。

60年代といえば、第二次大戦の終結後から、まだ二十数年しか経っていない。
それもあるのか、ナチスドイツがらみのプロットも登場する。

*ヒトラーの遺産のカギを握る4人の男がチューリッヒに集結。彼らの目的は第四帝国の建国か、、、
*南米で極秘に行われるナチス残党の集会にIMFチームが潜入し、、、

日本のアニメでも、この時期はナチスを多少のネタ元にしたものもある。
そう、あの『黄金バット』の敵ナゾーは元ナチスの科学者という設定だったはず、当ブログの勘違いでなければ。
いくらナチスの科学力が凄かろうが、ナゾータワーとか実現不可能だろう、ってアニメだよ!

今にして思うに、ガキの時分に『スパイ大作戦』の何が面白かったのだろう。
ドラマの筋書きなどは、ほとんど把握できなかったはず。
となると、小型盗聴器や隠しカメラ、特殊メカとか変装トリックとかを見て「スゲ~!」などと無邪気に喜んでいたのか。

オヤジになった今では、美貌の女スパイ「シナモン」のお色気作戦に目を奪われてしまい、演じるバーバラ・ベインってイイ女だな~と鼻の下を伸ばしてはいる。

一生懸命に記憶をたどると、おそらくは秘密指令テープのナレーション終了部に魅力を感じていたのであろう。

⇒「例によって、君もしくは君のメンバーが捕らえられ、あるいは殺されても当局は一切関知しないからそのつもりで。なお、このテープは自動的に消滅する」

上記のナレーションが終わると、発火装置かなにかが作動し、テープが消滅する。
このテープから煙が出たり、炎が立ち上ったりする映像が、子ども心にグッときたものだ。
あ、そういえば、思い出した。

そうそう、『スパイ大作戦』を観ていた同級生の数名は、この「例によって、、、自動的に消滅する」までの部分を暗記していた。
このセリフ暗唱が、案外、ガキどもを楽しませる肝だったのかもしれない。

冒頭で白状したように、このスパイドラマは幼いガキにはハードルが高かった。
例えば、第15話「ヒトラーの遺産を奪取せよ」は以下のような内容だ。

⇒ヒトラーの莫大な遺産がスイスの銀行に秘匿されている。
ヒトラーの側近たちの息子四人が、それぞれ三つの数字を記憶しており、四人が集まれば、12ケタの口座番号が完成する。
IMFのメンバーが四人組の一人とすり替わり、会合に参加し、12ケタの銀行口座番号が判明。
しかし、銀行から渡された封筒には、はした金しか入っていなかった。
実は、封筒にはマイクロフィルムも仕込んであり、それに四人が持つ情報を加えると遺産の隠し場所がわかるという仕掛け。
それは、とある墓地で、、、、

結末までバラすのはひかえるが、以上が大雑把な流れ。
昭和のガキには結構歯ごたえのあるストーリー。

というか、この回を自分がテレビで観たかどうかも定かではない。
まあ、そのおかげで、数十年ぶりの『スパイ大作戦』が大層新鮮である。
子ども時代に、ほとんど把握できなかったドラマの筋立てをオヤジになってから理解するというのも悪くはない。

シーズン1と3のDVDを購入したので、ボチボチ楽しもうと思っている。
また、ブログネタにするかもしれない。
乞うご期待?!