大好評! 日本史用語を漢字で書こう! 第二弾!

有難いことでございます。
前回の日本史用語漢字チャレンジが大好評?!
磯貝老師も王者川口も久々にシャーペンを握って実際に手書きしてくれたとのこと。
結果は、、、、

さてさて、第二弾の今回は幕末あたりを攻めてみましょうか。

*(   )内のひらがなを漢字に直してください。

1860年、井伊直弼は江戸城へ登城の途中、(さくらだもん)の近くで水戸(ろうし)らに襲撃されて暗殺された。この事件は、幕政に大きな打撃をあたえた。
その後、幕府は朝廷の権威を借りて力を回復しようとはかり、孝明天皇の妹和宮を将軍(いえもち)の夫人として迎えるなど、(こうぶがったい)の政策を進めた。
しかし、このような政策は、急進的な(そんのうじょうい)論者の非難をあびた。

いったんここで、問題文を止めましょう。
毎度おなじみの、例の暗殺劇と和宮の一件ですね。
王者川口のリクエスト通り、幕末からのクイズでした。
では、漢字チェックといきましょう。

さくらだもん=桜田門
ろうし=浪士(⇐ここは「老師」ではありません、って当たり前か、ハハハ)
いえもち=家茂(⇐あんがい書けないかも)
こうぶがったい=公武合体
そんのうじょうい=尊王攘夷(⇐この「攘」が難度高いのでは)

ここで、また漢字クイズに戻ります。

長州藩では、高杉(しんさく)や桂小五郎などの下級藩士が中心となって、藩論を尊攘から討幕に転換させた。また、西郷(たかもり)や大久保利通らが藩政の実権を握っていた(さつま)藩もしだいに反幕府の姿勢を強めた。
1865年、幕府は第二次長州(せいとう)を宣言したが、1866年に土佐藩出身の中岡(しんたろう)や坂本龍馬の仲介で(さっちょうどうめい)が成立し、事態は幕府不利に進んだ。
幕府は出陣中の徳川家茂の急死を理由に撤兵した。

またまた、いったん中断しましょう。
誰もが知る幕末の有名人物の名前や同盟などをひらがなにしてみました。
簡単すぎましたかね~?
あえて、「さかもとりょうま」はクイズにしませんでした。
以下に、正解の漢字を。

しんさく=晋作
たかもり=隆盛
さつま=薩摩(⇐「薩」に手こずったりして)
せいとう=征討(⇐「長州征伐」と「長州征討」と表記が二つあるようで)
しんたろう=慎太郎
さっちょうどうめい=薩長同盟(⇐幕末ものドラマ等で超お馴染み)

皆さん、調子はどうですか。
内容自体は日本人にとって、超常識レベルですが、いざ鉛筆を握って漢字を書こうとすると「あれ?これでよかったっけ?」と戸惑うかもしれませんね。

それでは、最終クイズです。
締めも舞台は幕末。

1867年10月14日、徳川(よしのぶ)は前土佐藩主山内豊信の進言を受けて(たいせいほうかん)の上表を朝廷に提出した。同日、公家の岩倉(ともみ)と結託した薩長両藩は倒幕の密勅を受け取っていたが、(よしのぶ)に機先を制された。
討幕派は、1867年12月9日に(おうせいふっこ)の大号令を発して新政府樹立のクーデタを断行した。幕府や摂関は廃止となり、新たに総裁・議定・参与の三職が設置された。
同12月9日夜の小御所会議で(よしのぶ)に対して(じかんのうち)を命ずることが決定された。

いよいよ、幕末のクライマックスの場面です。
年明けの1868年1月には、あの「鳥羽伏見の戦い」が起るわけですから。
本記事では、戊辰戦争には触れずに、ここでストップしておきます。
皆さん、お疲れ様でした。
漢字チェックをお願いします。

よしのぶ=慶喜
たいせいほうかん=大政奉還(⇐大丈夫でしたか)
ともみ=具視(⇐けっこう歯ごたえあったりして)
おうせいふっこ=王政復古
じかんのうち=辞官納地

最後の「辞官納地」とは、慶喜に「内大臣を辞退させ領地を朝廷に返還させること」を意味します。
これに慶喜が反発し、新政府と一戦構えることになった次第。
って、蛇足でしたか。

さて、常連の皆さん、楽しく遊んでいただけましたでしょうか。
まだまだ、ネタは沢山ありますが、今回はこのあたりで打ち止めといたしましょう。
では、第三弾をお楽しみに。