今東光大僧正のお墨付き! 野口整体は凄い!(広告記事ではありません)

少し前に、野口整体に関する記事の中で、もしかしたら今東光大僧正が高評価した整体師が、野口晴哉その人かもしれないと書いた。
最近、見当をつけていた本を確認したところ、なんと、ドンピシャの正解!

さて、大僧正の「べらんめえ口調」を楽しんでもらうため、該当箇所を正確に引用する。

⇒「この先生(=野口)の整体操法っていうのは、人体の中で一番背骨が肝心だという説にのっとってやってるんだ。
背骨を整えるから整体と言うわけで、腰痛も背骨が原因だからすぐ治る。
オレもずっとやっていたおかげでガンの手術がひどく楽にいった」

⇒「安岡(=作家・安岡章太郎)の妻君が交通事故で首をやって、野口先生のとこへ行ったら、「入院することもない」と言われて一週間通ってちゃんと治っちゃった。
そしたら今度は安岡自身がやっちゃって、首が動かなくなった。
それでカアちゃんに言われて、「まあどうかね。どうせただの指圧だろうが」ぐらいに思って通ったらやっぱり一週間で治っちゃったんだってよ」

⇒「とにかく不思議だよ、この人は。
ピシャッと治ります。
ただし手術しなけりゃいけないものはちゃんと「病院で手術しなさい」と言うよ」

どうですか、常連の皆さん、大僧正のこの褒めっぷりは。
人物鑑定眼には定評があった今東光師が認めるとは、野口晴哉氏はやはり、ホンモノだ。

それでは、今回も野口氏の著作『整体入門』から野口整体の内容を少し紹介しよう。

*愉気法とは

愉気法とは、野口氏によると、他人の体に息を通すことだという。
相手とは、離れていても、手をつないでいても、手を触れていてもよいと説明する。
自分の気を相手に送るつもりで、気をこめて息を送るだけでよい、と野口氏は言うが、、、、

ハッキリ言って、よくわからない。
とにかく、解説の中に「気」が頻繁に登場するのが野口整体の特徴。
また、素人の当ブログには理解できないのは、人だけではなく動物や植物も「気」に感応するという点。

ネコの耳に愉気すると、飛び上がったり、脚をぶるぶる動かしたり、ピクッと動くというから凄い!
植物も感応するようで、朝顔に気を通すと大きく咲くとの記述がある。
なんと、カビに愉気すると増えるのと減るのがあると野口氏は語る。

*風邪の活用

まず、野口氏は、人が風邪をひく原因は体の左右の配分がバランスを崩すことにあると解説する。

生活の中で身体左右の配分がアンバランスになる⇒その差がある程度以上になると風邪をひく⇒その風邪が治ると体のアンバランスも解消される

野口氏は上記のように説き、「風邪は病気ではなくて、身体の歪みを正す方法だ」と説明。
正直、初めて聞く理論(?)で、おもわず「う~ん」とうなってしまったが、、、、
常連の皆さんは、どのように感じますか?

また、風邪を治すには「足湯」や「脚湯」がよいそうで、足湯とはくるぶしが隠れるまでの湯に八分間、脚湯の場合は膝が隠れるまでの湯に八分間入れて温めるように指示する。

二種の使い分け方は、ひざ下外側を圧迫して痛いときは脚湯で、足内側を圧迫して痛い場合は足湯を用いると解説がある。
野口氏によると、前者は消化器系統の風邪で、後者は呼吸器系統の風邪だとのこと。

興味が湧いた人は、ぜひ、『整体入門』(ちくま文庫)のご一読を。

*水虫ほか、皮膚病一切を治す体操

この体操は「皮膚病一切奇妙」と命名されており、実は野口オリジナルではなく、野中豪策という人物が考案したものらしい。
この方法を使えば、水虫でも回虫(って、回虫は皮膚病か?)でもニキビもソバカスも、疔(ちょう)や瘍(よう)も、とにかく何でも治ると太鼓判を押している。

その体操を、野口氏自身は「恥骨体操」と呼ぶ。
ここで、紹介してもいいのだが、万が一、効果がなかったり、変な痛みがでた場合に当ブログは責任を負えないので、控えておく。

関心のあるかたは、同書を参考にして、自己責任で試してもらいたい。

◎おわりに

今回の記事は野口整体の宣伝目的ではない。
だから、野口整体道場の場所、連絡先等の情報も一切記載しない。
あくまで、今東光大僧正も高く評価していた事実を紹介することがメインである。

前回の記事に書いたように、野口晴哉氏は昭和51年に亡くなっている。
従って、大僧正も瞠目した野口氏の技術を直に体験することは不可能だ。

ただ、繰り返しになるが、今東光師ほどの人物が認めたのだから、その道の達人であったことは間違いない。
野口整体の世界には、「気」とか「愉気」とか、門外漢のブログ主には想像できず、実感も湧かない分野も多い。
素人には理解の及ばない、神秘的な領域がこの世の中には存在するのであろうか。